12月のことば
「かける言葉のやさしさに、かえる言葉のなおやさし」 この季節を迎えると、あちらこちらから喪中のあいさつ葉書が届く。 亡くなられたことを知っていた人、葉書をもらって初めて知った人、身内を亡くされた人など、様々な不幸が知らされる。 存じ上げない人も多いが、やはり遺族の痛みを感じ、お念仏が口からでる。 面識のない人に対しても供養の想いを向けられるお念仏は、何と有難いものかと改めて考えさせられる。 年末。 本当は何も変わらないひと月のはずなのだが、何故か気持ちがバタバタとなる今月。 お念仏を称える時のように、いつも以上に言葉に気をつけたいものだ。