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4月のことば

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  「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」(相田みつを) 春は旅立ちの季節。 「可愛い子には旅をさせろ」とは分かっているけれども、でも、それが身内のこととなると事情が変わってきますね。 ご飯は食べているだろうか?ちゃんと朝起きて学校に通えているだろうか?風邪など引いていないだろうか?困っていることはないだろうか?などなど・・・、不安ばかりが募りますし、送り出したら出したで、いたはずの姿がなく悲しみや寂しさが募ります。 子供の成長を思えば、親元を離れ、様々な経験を積んだ方が間違いなく本人のためになるとは分かっているのですが・・・。 「しあわせは いつも じぶんのこころが きめる」 子供の成長は、親の喜びであり、親の幸せ。そう受け止めたいものですね。

3月のことば

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「先立ちし人を想い 我が命を思う」 常あるもの無きこの世。 先立ちし人々の顔が浮かび、時間が経とうが何だろうが涙がこぼれてくることがある。 無常の世であることをしっかりと受け止め、悲しみや苦しみの原因となる執着の心を解き放つことが出来れば、悲しむことも苦しむこともないのだろうけれど、この世にいる私たちは、残念ながらそのような執着の心から逃れることが出来ない。 でも、目に浮かぶ顔はなぜか不思議にみな微笑んでいる。 もしかすると、憂いや悲しみなどから解き放たれた極楽にいらっしゃるから笑顔で微笑んでくれているのかもしれない。 春のお彼岸と震災から 10 年を迎える。 先立ちし人がもっともっと笑顔になられように、 誰もが救われるナムアミダブツのお念仏を称え続けたいと思う。私もいつかこの世を去る時が来たならば、阿弥陀さまに極楽浄土へと救っていただき、笑顔であの人々に会いたいと思う。 あの人が共に過ごしたかった今日を、そして明日を大切に過ごしたいと思う。

2月のことば

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  「なすべきと すべからざるを わきまえて」 手ごわいコロナウイルスの感染が拡大し、 受験 シーズン迎えた受験生も支える家族もピリピリしてしまいますね。 しっかりと 健康 に留 意して、かつ自分自身も自覚をもって 行動 しなければいけませんね。今はみんなが我慢の時、 道徳 心を大切に過ごしましょう。表に出られない時間を 読書 で費やすのも一つ。忘れかけていた 初心 を思いだせるかもしれません。 真珠 のように内面を輝かせましょう! ちょっと言葉遊びをしてみました。 じゅけん→けんこう→こうどう→どうとく→どくしょ→しょしん→しんじゅ

1月のことば

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  「人生の 坂に佛の 慈悲の杖」 ナムアミダブツ 新春を迎えました。皆様にとりまして佳き一年になりますよう心からお祈り申し上げます。 本年も何卒よろしくお願いします。 震災から早いもので十年を迎えます。おまけに十年目の世の中が、こんなことになるとは思いもしませんでした。一寸先も見えない私たちは、何を拠所にして過ごせばよいのでしょう。 昨年末、小さな頃から大変お世話になっていたSさんと言うお坊さんを亡くしました。Sさんは、私が小学校の時に親戚の寺の跡取りとして迎えられた方で、ある夏のお盆に西光寺へお手伝いに来られました。お盆ですから寺はとても忙しく、本人も疲れているはずなのですが、〝新しい親戚の兄ちゃん〟が出来て喜ぶ私や姉と、トランプをしたり落語を聞かせてくれたり、嫌な顔もせず可愛がってくれました。 私の中学校の入学式の時には、都合がつかない親の代わりに出席してくれたこともありました。 いつの間にか呼び名は〝S兄ちゃん〟から〝Sさん〟へと変わりましたが、面倒見は相変わらずで、私が慈恩寺に来てからは、葬儀や法要に呼んでくれて、様々な経験を積ませてくれました。 そんなSさん自身は、長女に跡取りの婿さんを迎え、二人の孫にも恵まれ、順風に過ごしてきました。しかし、5年ほど前、喉に癌が見つかり大手術を受け、住職を勤めながら 療養してきました。 以前は当たり前のように毎月顔を合わせていましたが、震災後は中々会えなくなり、手術をした頃には殆ど会う機会も無くなっていました。 一昨年の秋、見知らぬ番号から電話があり、相手はとても親しげに話してきます。けれども聞き覚えのない声。恐る恐る「すみません、どちらさまですか」と尋ねると、電話の相手は手術のせいで声が別人のようになってしまったSさんでありました。余りの変わりように戸惑いながら、無沙汰の事や誰だか分からなかった事をお詫びし、少しだけ話をして電話を切りました。 その後も会う機会を逸してしまい、残念ながらこの時が最後の会話となってしまいました。 仮通夜や密葬の時には、裏方の忙しさのせいか寂しさを感じませんでした。しかし、いざ火葬炉でのお別れの時になると突然様々な思い出が甦り、恥ずかしながらマスクに染みが出来るほど涙が溢れ出ました。 死んで終わりなら、私たちが進む先には絶望しかないでしょう。しかし、極楽

12月のことば

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  「心によってあらゆる方向を探し求めても 自分より愛しい者はどこにも見つからなかっ た。 他の人たちにしても同じである。 みなそれぞれに自分が愛しいのだ。 だからこそ、自己を愛する人は他者を害してはならない(サンユッタ・二カーヤ)」    気が付けば今年も暮れようとしています。コロナ・コロナで一年が過ぎ、出てくるのは溜息ばかりという人も多いのではないでしょうか。街ゆく人々も心なしか早足で歩いているように見受けられます。おもての走る車もクラクションの音が多くなってきたように思います。こんな時こそ、自分を大切に思う気持ちと同様に、他者にも思いやりを以って接したいものです。他人に求めるよりも、まずは自分から行動しましょう!  がんばりましょう、わ・た・し!  

11月のことば

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「 美しく、色あでやかに咲いていても、香りのない花があるように、 善く説かれた言葉であっても、それを実践しない人にはなんの果報もない。」(ダンマパダ) 街路樹も色づき、いつの間にか秋本番を迎えました。『今月のことば』は、お釈迦様が説かれたお言葉『ダンマパダ』の中の一句です。 どんなに素晴らしいみ教えとご縁があっても、そのみ教えを信じ・実践しなければ、それはただの知識でしかありません。 秋は、阿弥陀さまが、我々を救うために難行苦行の末に仏さまになっていただいたことを感謝・お祝いし、お念仏をお称えするお十夜法要の季節です。 芳しい実のあるお念仏をともどもにお称えしましょう。

10月のことば

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 「人をほめ 人をいたわる 人間になろう」 「あいつが悪い」 「こいつは間違っている」云々。 そんな言葉ばかりが聞こえてきて、うんざりしますね。 良い点をほめ、相手の思いをいたわる。そんな毎日を送りたいものですね。お互いに。