10月のことば リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 9月 30, 2020 「人をほめ 人をいたわる 人間になろう」「あいつが悪い」「こいつは間違っている」云々。そんな言葉ばかりが聞こえてきて、うんざりしますね。良い点をほめ、相手の思いをいたわる。そんな毎日を送りたいものですね。お互いに。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
3月のことば - 3月 02, 2025 「かなしみを あたためあって あるいてゆこう」(坂村真民) 梅の花がほころび始めました。 なんだか心が「ふわふわ」します。 それはうららかな春の訪れを感じさせる「ふわふわ感」と 14 年前に引き戻され地に足がついていないような「ふわふわ感」です。 嬉しい想いとそんな心持ちで良いのかと葛藤する気持ちが混在し、胸が苦しくなります。 否が応でも見送ったたくさんの方々を思い起こしますし、今なお哀しみの淵にある遺族の方々の顔が浮かびます。一年でもっとも無常を思い知らされる季節です。 お釈迦様は「この世は無常であり、無常はこの世の真実である。その真実をそのまま受け止めれば、無常にあらがうことから生じる苦しみが解き放たれる」とお示しです。 形あるものはいつか壊れてしまい、生まれた命はいつまでも生き続けることが出来ない事は誰もが分かっているつもりでも、頭と心が一致させられないのが情をもつ私達人間であることを痛感致します。 哀しいのなら哀しいままでいい。 苦しいのなら苦しいままでいい。 心が落ち着かないのなら落ち着かないままでいい。 「そんなあなた達を私は見捨てない」と、仏となられたのが阿弥陀如来と言う仏さまです。阿弥陀様は全ての人を救い取るために「我が名を呼ぶだけでいい」という誰もが出来る救いの道をご用意いただきました。 そして、この阿弥陀様の救いを明らかにしていただいたのがお釈迦様であり、浄土宗を弘められた法然上人であります。 心苦しさは無くせないが、あるがままでいいお念仏を、心を込めてただただ称えたいとおもう。 続きを読む
12月のことば - 12月 03, 2025 「水に源あり 樹に根あり」 10 月末、福島県の山深い地域において行われた慰霊法要に参列しました。 この法要は、福島県を流れる只見川上流に発電所を建設する際に亡くなられた方を慰霊する法要です。なぜ教誨師が慰霊法要を行うかというと、この電源開発作業の一端を担ったのが宮城刑務所の刑務官や受刑者であったからです。 戦後、国が復興の最重要課題としたのは電源開発の確保であり、この只見川開発工事は昭和 26 年より 7 年間に渡り、宮城刑務所からは刑務官 25 名、受刑者 250 名、延べ人員は 675,921 名が従事しました。 作業地は山深い難所というだけではなく、夏季には猛烈な暑さに苛まれ、冬季には氷点下 20 度もの厳しい寒さと 3 メートルを超える積雪に苦しめながらも、昭和 33 年 11 月 30 日、この大事業の完遂を見ることができました。 しかし作業中の事故により、 3 名の刑務官、 7 名の受刑者が亡くなられたのです。 スイッチを入れれば当たり前に部屋が明るくなり、暑さも寒さも凌げる。何不自由ない生活の源には、見ず知らずの方々の恩恵がある事を知らなければなりません。 「水に源あり 樹に根あり」 お念仏によるお救いも、阿弥陀様が仏(如来)となって〝我が名を呼ぶ者を必ず救い摂る〟というお誓いと艱難辛苦の難行苦行の末に、いま私たちの前にあることを忘れてはなりません。 年末の忙しい時期。こんな時こそ、〝源をおもい、根を見つめ〟心を込めてお念仏をお称えしましょう。 ... 続きを読む
7月のことば - 7月 16, 2025 「素直な心は人を強く正しく聡明にしてくれるのである」(松下幸之助) 蓮が美しい花を咲かせ始めました。鑑賞される方々の悦ばれる顔に、土の入れ替え時の腰痛も報われたような気がします。 先日、近隣の小学生の『弟子入り留学』を受けいれました。『弟子入り留学』は 4 年生の就業体験です。 おつとめ、写経、境内の清掃、お地蔵様などへの花あげなどをしてもらいますが、一番のメインは外の歩道の清掃で、特に時間を割いています。 私が子供の頃は、ラジオ体操をする場所や公園などを掃除させられましたが、子供会活動の縮小や生活様式や価値観の変化に伴い、教室や自宅などの「私の場所」以外の公共の場所を掃除する機会が無くなってしまいました。 その為に公共の場所は「私ではない誰かが掃除する場所」になり、ごみやタバコの吸い殻などが平気で捨てられるようになりました。今回の子供達も多くのタバコの吸い殻やマスクなどを拾いました。 閉会式では弟子たち(子供達)に、「ごみを捨てる大人ではなく、ゴミを拾う大人になるように」と伝えます。 わずかな経験であっても、子供たちは素直に良い・悪いをきちんと理解し、後日行われる弟子入り発表会では「私はごみを捨てない」という宣言を数多く聞かされます。 今月のことばは、戦後の日本経済を支えてくれた財界人の一人、松下幸之助さんの言葉です。 戦後80年を迎え、昨今、戦争に関して様々な意見を耳にします。 戦争をしてはいけない、人を傷つけてはいけない、自分も周りの人々も大切にする、という根本的なことを大人が子供にしっかりと伝える大切さを感じます。 小さなことの積み重ねが、やがて花を咲かせる気がしてなりません。 続きを読む