6月のことば リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ - 5月 31, 2020 「みなともに平和を願い 仲良く生きたいと思う ただ いつも 自分本位であることに問題がある」コロナのせいなのか、日本だけだはなく世界中がギスギスしています。みんな仲良く健やかに平和に過ごしたいと思っているけれども、いつも「自分が」、「自分にとって」ということが前提にあることを見つめなければいけませんね。相手の心情を慮る。そうありたいですね。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ
9月のことば - 9月 08, 2024 「出遇いと別れの人生で、遇っている「今」を大切にしたい」 いつのまにか 9 月になりました。 9 月を英語で言うと「 September 」。 「 September 」と言えば『アース・ウィンド・アンド・ファイアー』の名曲が思い浮かびます。 1978 年にリリースされたこの曲は世界的な大ヒットをし、40年以上を経た今でもよく耳にする不朽の名作です。 『 September 』と言う曲名から 9 月の歌かと思いきや実はそうではなく、「 9 月に出会った私達は、月日が経った 12 月の今も愛している~」と歌われている 12 月のラブソングです。 私の世代から更に上のお兄さんお姉さんたち世代の人は、この曲を聞くとついつい踊りたくなる人も多いのではないでしょうか。と同時に、楽しかった思いや苦い思い、辛かったり悲しかったことを思い出す人もいるかもしれません。「未来は今の積み重ね」と言いますが、それらの思い出を経て、「今の私」があるんですね。 9月19日(木)から25日(水)は秋のお彼岸です。 先立たれた方々が眠る墓前にお参りし、亡き人との思い出を思い返してみませんか。 その思い出は、決して楽しいことばかりではなかったかもしれません。しかし、その方との出逢いと別れがあって、「今」があります。 今を大切にするためにも、足を運び一輪の花だけでも手向けませんか。 続きを読む
10月のことば - 10月 13, 2024 「たまには立ち止まってみてごらん 違った景色が見えてくる」 酷暑に涼を与えてくれた青々とした葉もいつしか茶色になり、落ち葉拾いに追われる季節になりました。 毎日毎日、枯葉拾いに追われるのは決して楽ではありませんが、考えようによっては頭の中を空っぽにしたり、書かなきゃいけない原稿を練ったり、様々なことに向き合うことが出来る貴重な時間でもあります。 秋は、「秋の日は釣瓶落とし」と例えられるように日が暮れるのが早くなり夜の時間が長くなります。 読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋 … 。 「日が短くなったね~」なんてぼやいてないで、〝自分に向きあう時間〟を提供してくれているそれぞれの秋を満喫しましょう。 もちろん普段以上にお念仏を称えることも忘れずに。 続きを読む
8月のことば - 8月 20, 2024 「暑さの中に涼を求めるが如く、寂しさの中に救いの光を求める」 良いのか悪いのか分からないが、今の私に導いてくれた人がいる。 元々、高校教師をしながら僧侶をされていたその人は、県内の浄土宗の若い坊さんに仏教や浄土宗の教えの基礎をはじめ、様々な学ぶ機会を作ってくれていた人であった。 決してあれこれと指図するようなタイプではなく、物静かに一歩下がって構え、相手の自主性を尊重する人であった。 知る人ぞ知る布教師で、先生と呼ばれるような著名な布教師さんが一目を置く存在であった。 若くして住職になった私は、その重責に見合った法話をしなければというより、間違った教えを伝えないようにとの思いから法話の道を学び出した。 布教師養成講座と言う講座を受講することを決めた時にその人は、両手をあげて喜んでくれ、私の原稿に目を通してくれた。 先日、毎年恒例のこの恩師の寺の施餓鬼法要の手伝いに出向いた。 法要中、導師を勤める現住職の息子さんの姿と恩師の姿が重なって、式中にもかかわらず涙がこぼれた。何年経っても涙がこぼれる。 ある老師が、 8 月は広島の原爆、長崎の原爆、終戦記念日、お盆があり、「死」を考えさせられる月だ、との言葉に深く納得する。 猛暑の中であっても僅かな涼を求めるように、お念仏の御教えは、拭いきれない寂しさの中にも自らが救われる光が示される。 早いもので恩師も 17 回忌を迎えた。 続きを読む