8月のことば

 


「限りある命ゆえ 限りなき浄土を慕う」

美しい蓮の花が咲く季節を迎えました。

お盆を迎える今月は、この一年に亡くなられた人々のみならず、先立たれた多くの方々のお顔が目に浮かび、おもわず寂しさがこみあげてきます。でも、そんな辛く寂しい想いだけではなく、うれしさや待ち遠しい想いにかられる月でもあります。

 

極楽浄土の池には多くの蓮が咲き、その蓮の台(うてな)にはお念仏を称え阿弥陀様に救われた多くの方々がいらっしゃるといいます。境内に咲く蓮の花をめでるたびに、あの方やこの方など懐かしい方々が極楽に咲く蓮の花の台で安らかに健やかに過ごされているかと思うと、寂しい想いだけではなくホッとするような想いもします。

さらに、日々お念仏をお称えする私たちも、いつかこの世を去る時には阿弥陀様のお迎えを頂き、先立たれた方々と同じ蓮の台で再会を果たすことが出来る、そんな様子を思い浮かべると嬉しさや楽しさ、待ち遠しさまで感じます。

 

「限りある命ゆえ 限りなき浄土を慕う」

恋しくも寂しくも、あの方々が待つ浄土を想い、お念仏を称えたいと思う。

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