『10月のことば』

 


「自分の うしろ姿は 自分じゃ みえねんだなあ(相田みつを)」

仙台駅東口のロータリーはよく混雑します。週末の夕方などは、駅に人を送ってきた車と迎えに来た車が入り乱れ大混雑し、イライラとピリピリが溢れています。

大混雑の主な原因は、迎えに来た車が場所取りのために縦列駐車をしたり、後ろの車が通れないような自分勝手な停車をするためです。ロータリーに入れない車は、一般道を塞ぎ渋滞が起きてしまいます。

生活道路でもあるため、自分勝手な停車をしている車に対し、つい良くない感情が沸き上がってきます。たとえ口にはしなくとも、心の中は怒りの心が溢れています。

 

阿弥陀さまと向き合いお念仏を称えると、自らを俯瞰できたかのように、自らでは見えない自分の背中を感じられます。自らの身と口と心で数え切れない程の罪を犯し、知らぬ間に多くの人々を傷つけている事を想像させられます。

お念仏は80億もの罪を滅してくれるといいます。せめてもの罪滅ぼしの為にも、ひと声でも多くお念仏をお称えしたいと思う。   合掌        

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